榛名湖は、15000から20000年前にできた火口原湖で面積1.49㎢、周囲4.8㎞、標高1.084mと釣客や遊覧船、ボートでにぎわっており、8月の駅伝に加え、近年は「ヒルクライム」、「トライアスロン」「フルマラソン」の会場ともなり多くの参加者などが集まり、夏祭り、トテ馬車、蛍、キャンプ、サイクリング、パラグライダーや冬の盛大なイルミネーション、ワカサギ釣りなど四季を通しての賑わいがあります。
榛名山は、妙義山、赤城山とともに上毛三山の一つに数えられる複式火山[旧火口の中にさらに火山が噴出したもの]で、最後の噴火は、1500年前で「活火山」分類されます。火口湖を囲む外輪山には、掃部ヶ岳(1448m)をはじめ、鬢櫛山、烏帽子岳、氷室山、天目山があり、中央火口丘には、ロープウェイの架かった榛名富士(1391m、)があり、山頂からはスカイツリーも見えるかも?ハイキングコースや関東ふれあいの道も整備されており、季節ごとの木々や花、蝶など豊かな自然を楽しむことができます。
榛名山の中腹に位置する榛名神社は、西暦586年の創社と伝えられる古社で「榛名三千百坊」として栄え、上野国十二社の六宮の面影を今に伝えており、最近はパワースポットとしても脚光を浴びています。
約200年前の再建と言われる社殿には、火産霊神(ほむすびのかみ、火の神様)、埴山毘売神(はにやまひめのかみ、土の神様)が祀られています。
国指定文化財に本殿(本社・弊殿・拝殿)、国祖社・額殿、神楽殿、双龍門、神幸殿、随神門の6棟が指定されています。
矢立杉(国天然記念物)や宿坊3棟(国指定登録文化財)などがあり、時期により、神代舞(県重要無形民俗文化財)、幽玄の杜音楽祭、新そば祭りが行われています。
国道406号線の上大島、下里見、中里見付近には、梨や桃のシーズンになると100軒以上もの直売店が店開きし、榛名の「くだもの街道」として多くの人で賑わいます。
榛名地域は県下一のフルーツエリアです、東日本一の生産量を誇る梅をはじめ、梨は水分と甘みたっぷりの群馬県一の生産量と評判の味で、種類も豊富にあります。桃は弾けんばかりの果汁と果肉たっぷりで甘さにあふれ、プラムは群馬県唯一の産地で見慣れている物とは、まるで別物の果実のような逸品です。